遺言書を書こう!と決心されたら、すぐに書き始めないでまず準備が必要です。
1・誰が自分の財産を引き継ぐのかはっきりさせる。
自身の戸籍をみれば血縁関係はわかります。
気をつけないといけないのは、再婚されていた場合、うっかり子供を養子縁組し忘れることです。
いくら気持ちのうえで親子関係があろうと、法律上親子関係が認められないと相続する権利はありません。
2・自分の財産の一覧をつくる。
どんな財産を持っているのか、銀行口座や株式、不動産などです。
それを証明する書類も集めておくことをお勧めします。
ここで気をつけることは、インターネットの口座がある場合です。
通常の銀行口座であれば、通帳がありますが、インターネット口座ですと通帳がたいていありません。
その存在を自分しか知らない場合、残された家族は知るすべがありません。
3・自分の想いを残す
誰にどの財産をあげるか決めたとき、必ず残してほしいのが、
「なぜそのような財産分配にしたのか、想いを残すことです。」
いつも自分の面倒を見てくれるから。
長男だから、長女だから。
迷惑をかけたから。
財産分配によっては、ちゃんとした理由がないと、他の人が納得しづらい場合があります。
これらの準備をした上で、遺言書を作っていただければと思います。